特徴
- ワクチンを投与された妊娠豚の初乳中の移行抗体レベルを高めることで、初乳を摂取した仔豚を守ります。
- 出生後から離乳後早期において、大腸菌症・壊死性腸炎・浮腫病から仔豚を守ります。
- 大腸菌とクロストリジウム・パーフリンゲンスC型菌の組合せワクチンのうち、28日齢仔豚への浮腫病攻撃試験に対して効果をもつ唯一*のワクチンです。
- 野外臨床試験において、離乳前の死亡率が低減し、離乳時(17日齢)の体重が対照群と比較して463g増加しました。
- Water-in-oil-in-waterエマルジョン製法で作成されたユニークなアジュバントが高レベルで長期的な免疫応答を誘導します。
*2024年8月現在
成分・分量
| 主剤 | 大腸菌P4株(F6線毛抗原)(シード) | 1 RP 1)以上 |
|---|---|---|
| 主剤 | 大腸菌P5株(F18ab線毛抗原)(シード) | 1 RP 1)以上 |
| 主剤 | 大腸菌P6株(F4ac線毛抗原)(シード) | 1 RP 1)以上 |
| 主剤 | 大腸菌P9株(F18ac線毛抗原)(シード) | 1 RP 1)以上 |
| 主剤 | 大腸菌P10株(F5及びF41線毛抗原)(シード) | 1 RP 1)以上 |
| 主剤 | クロストリジウム・パーフリンゲンスC型CZV13株(βトキソイド)(シード) | 10 IU 2)以上 |
| アジュバント | 軽質ミネラルオイル | 0.760mL |
| アジュバント | モンタナイド103 | 0.0425mL |
| アジュバント | オレイン酸ソルビタン | 0.0425mL |
| 界面活性剤 | ポリソルベート80 | 0.028mL |
| 保存剤 | チメロサール | 0.2mg |
| 溶剤 | リン酸緩衝生理食塩水 | 残量 |
1)RP : Relative Potency(相対力価)、2)IU : 国際単位
効能・効果
哺乳期の豚における大腸菌症に起因する死亡率の低減及び臨床症状(重篤な下痢)の軽減、並びにクロストリジウム・パーフリンゲンスC型菌による壊死性腸炎に起因する死亡率の低減及び臨床症状の軽減
離乳後早期の豚における浮腫病による死亡率の低減及び臨床症状の軽減、大腸菌症に起因する死亡率の低減及び臨床症状(重篤な下痢)の軽減、並びにクロストリジウム・パーフリンゲンスC型菌による壊死性腸炎に起因する臨床症状の軽減
用法・用量
妊娠豚の頚部筋肉内に1回2 mLを注射する。初回投与時は、分娩7週前に1回目の注射を行い、分娩4週前に2回目の注射を行う。次回の妊娠からは分娩の4週前に1回注射する。